当社では、知財マインド※を醸成するため、知的財産に関する社内教育や啓発活動を実施しています。
知的財産部主催で2019年11、12月に4回にわたって特許実務研修を行い、13部署から243名が参加しました。
本研修は、社員のニーズに合わせた”実務で実践できる手法や方法論を習得できる”7コースを開設しています。事業のグローバル展開が進む中、特許をはじめとする知的財産への理解はこれまで以上に重要になっていることから、「実際の研究成果に基づき知財担当者と発明の本質(捉え方)についてディスカッションする」「他社の情報流出事例についてグループワークで問題点と対策を検討する」など、各コースに実践的な内容を盛り込んでいます。
2019年7月22日、30日の二日間、主に若手技術系社員を対象とした基礎特許研修を開催しました。知的財産の役割や重要性に関する認識を深めてもらうことを目的として毎年開催しており、今年は11事業部門・研究所から40名が参加しました。特許法の概要に関する説明だけでなく、情報検索の実習なども行いました。受講者からは、「自社の特許を例にした新規性あり・なしの説明がされていて、さらなる理解につながった」「検索ツールについて、もっと知りたい」といった感想が寄せられ、有意義な研修となりました。11月には、より実践的な内容に踏み込んだ「特許実務研修」を実施し、これからも全社的な知財知識の浸透とスキル向上に努めていきます。